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脳は運動するように進化した!

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蓄積する科学的根拠は、運動が我々の身体を健全にするのに役立つだけでなく、脳の健康もよくすることを示している。しかし、なぜ、身体活動が脳の健康をよくしていくのかについては、よく理解されているわけではない。 アリゾナ大学の人類学研究者らによる新しい研究で、運動と脳の間の関連性、及び脳は進化の過程と我々の狩猟採集生活をしていた時代から生まれてきたものであることが示唆されている。 研究者らは運動と脳の関連性について検討する研究プログラムを運営しており、脳の理解のために「適応能力モデル」を提案している。このモデルでは進化神経科学の観点から提案されており、身体活動がどのように脳の構造と機能にインパクトをもたらすのかを検討してきたのである。 研究者らによる議論では、ヒトが約200万年前に比較的座業中心性の猿人的生活からより身体活動の活発な狩猟採集的な生活に移行していくにつれて、我々の祖先はより複雑な採餌タスクに関わるようになり、身体的及び精神的双方に同時に負担がかかるようになってきたという。この事が、おそらくどのように身体活動と脳活動が関連するようになってきたのかを説明づけているかもしれないという。 生理学的な進化は身体活動のレベルが増加することに対応して進んでいくと研究者らは考えていて、それらの生理学的な適応は骨や筋に進むだけでなく、やがては脳にまで適応が進んでいくという事なのだ。最初に見たところでは、身体を動かすことが脳にまで同様な影響を与えているというのは奇妙に感じられるかも知れない。しかし、進化論的観点から考えて行くならば、なぜこのようなシステムが運動やストレスに対して適応的に応答するのかという事の理由をつなぎ合わせて解明していくことが可能になるかも知れないのだ。 運動と脳の間のこの根源的な関連性を理解する事によって研究者らが運動をより効果的に検討して行く上で有益な情報を提供することができるようになる。これによって可能になった効果的な介入手段が認知的機能減退やアルツハイマー症などの認知症の治療手段としても有益な選択肢が提供できるようになるかもしれない。 さらに、このようなモデルを想定することによって、加齢に伴う認知的減退に対する介入手段をより有効なものにすることも期待できる。加齢とともに、身体活動量も減少していくのである。 研究者が試みている進化神経科学という観点からものごとを見ていくことは、これまでの既成の一般的な研究分野から欠けていたピースを埋め合わせて行く事が可能になってくるかもしれない。これによってより有益な仮説検証も可能になり、誰に対しても有効であるような、普遍的な介入手段の同定も期待できる、と研究者らはまとめている。

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