医療法人社団愛優会グループ

クリニック、介護施設、認知症グループホーム等の運営刷新します。運動を中心に!新しい医療クリニックへ!

エビデンス

HOMEエビデンス ≫ 臭覚と認知症と死亡率 ≫

   EVIDENCE(根拠)

臭覚と認知症と死亡率

0000450303.jpg
嗅覚が衰えている人は10年以内に死にやすい (2017年3月) "Journal of the American Geriatrics Society" に掲載されたストックホルム大学などの研究で、嗅覚が衰えている人は死亡リスクが高いという結果になりました。 研究の方法 認知症ではない40~90才の男女 1,774人を対象に嗅覚テスト(*)を実施したのち、10年間にわたり生存状況を追跡調査しました。 (*) ペパーミント・松葉・オレンジ・酢・タールなど様々なものの臭いを当てるテスト。 16点満点。 結果 追跡期間中に411人(23%)が死亡しました。 年齢・性別・健康状態などを考慮しつつ分析したところ、嗅覚テストのスコアが1点下がるごとに死亡リスクが8%増加していました。 嗅覚テストのスコアが0点だったグループは嗅覚が正常だったグループに比べて、死亡リスクが19%増加していました。 解説 嗅覚は自然に低下する 嗅覚は40才ごろから衰え始め、60才を過ぎると衰え方が激しくなります。 65~80才では60%の人に重大な嗅覚障害が見られ、80才超では嗅覚障害がる人の割合が80%を超えます。 認知症との関係 また、認知症になると嗅覚が衰えることや、嗅覚が衰えている人は後に認知症になりやすいことが知られています(今回の研究でも認知症の有無を考慮しました)。 アルツハイマー病の患者では、特に左の鼻の穴の嗅覚が損なわれます。 死亡リスク 嗅覚が衰えている人は死亡リスクが高いという研究はこれまでにも行われており、例えば "Plos One"(2014年)に掲載されたシカゴ大学の研究では、嗅覚がひどく損なわれている中高年者は5年以内に死亡するリスクが4倍近くも高いという結果になっています。 対策 運動習慣がある人は嗅覚が衰えにくいという結果になった研究があります。 そして、死亡リスクの低下に運動が有効だというデータも豊富に存在します。 したがって、嗅覚の低下を防ぐにしても死亡リスクを下げるにしても、運動習慣を始めると良いでしょう。 死亡リスクの低下には軽い運動でも効果があります。 また、喫煙は嗅覚低下と死亡リスク増加の両方を助長します。 喫煙習慣がある人は禁煙しましょう

愛優会グループ


TEL: 03-3869-1465
FAX: 050-3730-8781


〒134-0088
 東京都江戸川区西葛西3-11-8

モバイルサイト

愛優会グループスマホサイトQRコード

愛優会グループモバイルサイトへはこちらのQRコードからどうぞ!