医療法人社団愛優会グループ

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エビデンス

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   EVIDENCE(根拠)

腸内細菌相②

マイクロバイオーター(腸内細菌相)は変化をする。加齢に伴い弱る健康全般を改善する。JUSTIN SONNENBERG Standford University微生物学准教授

腸内細菌相

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腸内細菌相のことをマイクロバイオーターといいます。最近の米国、日本の科学研究で腸内の細菌相が解明されてきました。人の腸内に住み、食べ物を栄養に分解する100兆個の細菌です。この細菌たちがアレルギーや肥満、自閉症、自己免疫疾患、癌まで影響させることが解明されてきた。腸内細菌を正常化させ、健康な人生を送るためには?を少し、解説します。 ①腸内細菌が不健康だと、自己免疫疾患、癌を発症する可能性が高い。また、腸内細菌は気分や行動に影響し、一部の進行を変える可能性も出てきた。 JUSTIN SONNENBERG standford University 微生物学、免疫学准教授 *写真は豆乳で作るヨーグルト。化学薬品は入れない。 わが法人の食内容を調査を始めたところです!!

運動と乳がん

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運動が乳癌リスクを低減する仕組みの新しい手がかりが判明 運動をする高齢女性では体内のエストロゲンやその分解産物の濃度が低いという研究論文が、米ワシントンDCで開催された米国癌研究学会(AACR)年次集会で発表された。これにより、おそらく、運動が乳癌リスクを低減する理由の説明がつくという。 閉経後女性における運動と乳癌リスクの低下は以前から関連づけられており、エストロゲン濃度の低下がその一因であると考えられている。エストロゲン濃度が高いと、乳癌リスクが高まる可能性がある。 米国立癌研究所(NCI)癌予防フェローのCher Dallal氏によれば、今回の研究は運動が乳癌リスクを低減させる機序に関するさらなる手がかりをもたらすという。同氏らは、エストロゲン濃度に対する運動の影響について理解を深めるため、NCIのポーランドにおける乳癌研究(NCI Polish Breast Cancer Study)に健康な対照患者として登録された40~74歳のポーランド人女性540人を評価した。ホルモン補充療法を受けていた被験者はいなかった。 被験者は、さまざまな身体活動を行っていた。7日間にわたり、被験者は起きている間、加速度計を腰に装着し、全体的な活動を測定し、12時間尿も採取した。 た、尿中のエストラジオールとエストロン、さまざまなエストロゲン分解産物または代謝産物を測定した。その結果、運動は主要なエストロゲン濃度の低下と関連し、一部の分解産物の増加とも関連することが判明した。 Dallal氏は、「全体的な活動の増加は、エストロゲンの代謝を増大させるようである。15種類の代謝産物を評価できたのは今回が初めてだ」と述べている。 米シティ・オブ・ホープ総合癌センター(カリフォルニア州)のLeslie Bernstein氏は、「加速度計を用いることで、被験者に運動の内容を思い出してもらうといった他の方法よりもはるかに正確に日中の活動状態がわかる。測定された運動がホルモン濃度を下げる強力なエビデンスが初めて得られた。今回の研究から、女性にとって運動することが重要だと判明した」と述べている

有酸素運動と脳

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運動は、加齢による脳機能への影響を遅延させるとともに、鋭い認知能力を維持させ、認知症様疾患の予防となることが、先ごろニューオリンズで開催の米国心理学会(APA)で発表された米イリノイ大学(イリノイ州)の研究で明らかになった。 同研究の著者は「過去40年の研究をレビュー(再検討)した結果、加齢が原因の認知機能や脳機能の好ましくない変化が、身体運動や有酸素運動によって減少し、脳の可塑性(ある機能の衰えを他の機能が補う脳の能力)の維持にもつながることが明らかになった」と報告した。 65 歳以上の男女を対象に行った複数の研究では、少なくとも1日15~30分の運動を週3回行う人は、たとえアルツハイマー病の遺伝的傾向があっても、罹患の 可能性が低いことが示されていた。また、62~70歳の人を対象に、運動と脳機能の関連性を調査した研究では、仕事を続けている人や、退職後も運動をして いる人は、退職後運動をしない人に比較して、脳の血流レベルが維持できており、全般的な認知能力においても良い結果が得られていることが認められた。さらに、ウォーキングを行う高齢者ではストレッチや筋肉運動を行う高齢者に比べ、気を散らす現象に惑わされないことが明らかになった。著者らは「有酸素運動 を行った高齢者は、集中力に関与する脳部位の神経活動が上昇し、行動的葛藤に敏感な部位の活動が低下していた」と述べている。

喫煙に安全な量なんて、ない!

喫煙に安全な量はない:喫煙本数が少くても早期死亡リスクが高い

[NCI(米国国立がん研究所)。1日平均1本未満でも、継続的に生涯にわたって喫煙した人は、非喫煙者より早期に死亡するリスクが64%高く、また1日1~10本喫煙した人では、非喫煙者より早期に死亡するリスクが87%高いことが、米国国立がん研究所(NCI)の研究者による新しい研究で示された。本数が少ない元喫煙者は現喫煙者に比較してリスクが低く、禁煙年齢が若いほどリスクは低下する。本試験結果はJAMA Internal Medicineに2016年12月5日付けで報告された。NCIは米国国立衛生研究所の部門である。

薬は少なく!

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認知症・寝たきり予防プログラム「栗原プロジェクト」の調査結果から

近年、患者数の増加が指摘されている認知症。その発症には脳血管疾患なども含めた生活習慣病がベースにあることが従来から指摘されている。東北大学が宮城県栗原市の地域住民を対象に行った認知症・寝たきり予防プログラム(栗原プロジェクト)での調査から、高血圧や糖尿病患者では関連学会などが策定した診療ガイドラインの推奨薬剤の処方率が低いことが明らかになった。同大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター高齢者高次脳医学寄附研究部門の今川篤子氏らが第35回日本認知症学会学術集会で発表した。

栗原プロジェクトは宮城県栗原市在住の75歳以上の後期高齢者592例を対象に、2008~2010年に高血圧・糖尿病・・認知症の有病率や治療状況などについて調査を実施。今回の今川氏らの研究ではこれら対象住民全員のお薬手帳を調査し、この当時用いられていた「高血圧治療ガイドライン2004/2009」(日本高血圧学会編)、「糖尿病治療ガイド(2008-2009)」(日本糖尿病学会編)と照合した。

対象住民の中で糖尿病や耐糖能異常者は126例、高血圧症や調査時に高血圧と診断されたのは504例。このうち糖尿病の124例と高血圧の440例は既にそれぞれの疾患と診断を受けていた。対象住民における有病率は、糖代謝異常が21%、高血圧症が74%だった。

副作用への懸念が、推奨薬剤の遵守を難しくしている可能性

糖尿病の診断確定例124例中、101例が高血圧を合併し、さらにこのうち33例が冠動脈疾患を有していた。糖尿病で高血圧はないものの冠動脈疾患を合併している例も6例いた。糖尿病治療ガイドでは心血管合併症を有する糖尿病での推奨薬剤はインスリン抵抗性を改善するチアゾリジン系やビグアナイト系の薬剤だが、調査対象でこれらが投与されていた遵守率は約12%にすぎなかった。また、380例のうち耐糖能以上がなく、慢性腎臓病(CKD)もない220例では、ガイドライン推奨薬剤の処方割合が8割を超えていた。しかし、高血圧症で耐糖能異常がなくCKDがある67例、高血圧症と糖尿病・耐糖能異常がありCKDはない67例、3疾患いずれも合併している26例ではいずれも当時のガイドライン推奨薬剤であるアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE)、直接的レニン阻害薬(DRI)の処方割合は非推奨薬剤の処方割合よりも低く、3疾患合併例での推奨薬剤遵守率に至ってはわずか12%であった。

また、この高血圧症380例を、同じく糖尿病・耐糖能異常と冠動脈疾患の合併の有無で分類したところ、耐糖能異常がない症例では冠動脈疾患の合併の有無にかかわらず推奨薬剤の遵守率が高く、糖尿病・耐糖能異常があり、冠動脈疾患を合併していない例でも遵守率は高かった。その一方で高血圧症、糖尿病・耐糖能異常、冠動脈疾患を全て合併する例では、推奨薬剤としてARB、ACE、DRIに加えカルシウム拮抗薬も挙げられており幅広いにもかかわらず、推奨薬剤の遵守率は半分以下の約47%だった。

特に複数の疾患を合併している複雑な症例ほど推奨薬剤遵守率が低く、今川氏らは「推奨薬剤についての認識不足の可能性がある」と分析。同時に(1)虚血性心疾患合併の糖尿病例の場合に、糖尿病で推奨されている薬剤が心不全例には慎重投与であること、(2)虚血性心疾患合併糖尿病で降圧薬処方が必要なケースでは、腎機能低下の恐れや、心疾患で処方されている冠拡張薬の影響で目標血圧に達している可能性があること、(3)腎障害合併高血圧症の場合は推奨されているレニン系薬剤が腎機能悪化や高カリウム血症の副作用に注意が必要であることなどの理由から、推奨薬剤の処方が回避された可能性があることも指摘した

高齢者も運動で長生きで健康でいれる!!!

(2016年12月) "Journal of the American Geriatrics Society" に掲載されたヘルシンキ大学などの研究で、運動習慣がある高齢者は心血管疾患(心臓病や脳卒中)になったり心血管疾患で死亡したりすることが少ないという結果になりました。

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